おいも貴婦人ブログ

生物系博士課程満期退学をしたAIエンジニアのブログ。

非リボソームペプチド

セントラルドグマの第2の異端者?

 細胞の中のタンパク質は、DNA->RNA->タンパク質の順で合成されるのが普通です。その流れを一般的にセントラルドグマ(根本となる概念)といい、このRNA->タンパク質の過程で重要となるのがリボソームです。リボソームは、DNAから転写されたRNAを元にタンパク質を合成することができる大きなマシーンのようです。セントラルドグマの最初の異端者として、お馴染みの一部のウィルスは、逆転写酵素を使いRNA->DNAを合成することができます。しかし、一部の微生物はタンパク質->タンパク質を合成してしまうのです。しかも、合成するタンパク質(ペプチド)に対して、その合成するための装置がものすごくでかい!全くもって無駄のように思えます。生物には、まだまだ不思議なこともあるもんですねぇ。

youtubeで簡単に解説している動画を見つけたので紹介します。
Non Ribosomal Peptides - YouTube