公開鍵暗号・ディジタル著名の基礎理論(セキリュティを理解するために(3))
参考文献を文末に記載しています。
単語の確認
- 公開鍵暗号・ディジタル著名の基礎理論の概要
公開鍵暗号やディジタル著名などの公開鍵系スキームは、その安全性を数学的問題の難しさを利用している。
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- 素因数分解問題:これは素元分解環で元を素元の積に書き表す問題である。具体的にはn(>0)が与えられたとき、\(n=p_1^{e_1}\dots p_t^{e_t}\)となる\( \{ (p_1,e_1),\dots ,(p_t,e_t) \} \)を答える問題である。
- 離散対数問題:有限群Gを1つ固定し、任意の元\(g,y\in G\)が与えられたときに、\(y=g^x\)なる整数xが存在すればそれを答える問題である。関係が加法で定義されていると\(y=gx\)となる。このときxを離散対数と呼ぶ。
- 暗号プリミティブ:上記のような問題
- 暗号スキーム:暗号プリミティブを基本構成要素として作った暗号方式
- 数学的準備