おいも貴婦人ブログ

生物系博士課程満期退学をしたAIエンジニアのブログ。

ヒト胚を用いたCRISPR/Cas9による遺伝子改変(2015)

以下に書いたものは、論文を基にした私の理解なので、正確性を欠きます。正確な情報を知りたい場合は、下記の論文を参照してください。また、下記の論文の図を参照することで、理解が深まると思います。

CRISPR/Cas9-mediated gene editing in human tripronuclear zygotes

要約

基礎研究や医療の分野において未来が約束されているCRISPER/Cas9の遺伝子編集の技術は、動物の接合子やヒトの細胞に使われてきた。しかし、人間の初期胚におけるCRISPER/Cas9のような遺伝子編集技術の有効性や精度は、今だに不確かである。3前核受精卵を使って、人間胚の遺伝子編集した。β-globlin gene(HBB)を効果的に切断したが、HBBの修復タンパク質(HDR)の効果は低くモザイク状の胚となった。ターゲットでない切断はexon配列の調査やT7E1アッセイを用いて調べた。...。